かつて日本の浮世絵は分業制でした。絵師、彫師、刷師、版元と役割により職人を細かく分けていました。それを明治末期から大正にかけて、自分の手による「つくる喜び」に変えていったのが大正ロマンの先人たちでした。例えば代表格である山本鼎(かなえ)は、創作版画を通じてつくる喜びを子ども達や農民にまで広げていきました。
再び今の時代に戻ると、自分達の手でつくる喜びを取り戻そうと、当HPにもある長野県飯田市にあるひさかた風土舎ではカウチンセーターを作っています。綿羊を飼い、染色をし、糸を紡ぎ、編み上げるという一連の創作活動を自分たちの手に引き寄せています。彼らのそうした手仕事には、カウチンセーターのほかに、葡萄栽培から始まるワイン作り、酒米作りから始まる日本酒作りなどがあります。
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